豊田市の七草
豊田市の七草は実は現存する日本全国の七草産地の中で日本最古の産地の一つです。
ですが、生産者不足もあり産出量が年々落ち込んでいる現状があります。
また、日本全体的にも七草の需要が核家族化により減少している傾向にあります。
七草のような伝統的な文化をこれからも継承していけるよう、若手農業者が積極的に
参入することでもっと七草文化を広めて盛り上げていければと思い七草栽培を始めることにしました。
七草とは?
七草はせり・なずな・ごぎょう・はこべらほとけのざ・すずな・すずしろ
の七つの草で構成されている野菜です。
- 芹(せり)……水辺の山菜で香りがよく、食欲が増進。
- 薺(なずな)……別称はペンペン草。江戸時代にはポピュラーな食材でした。
- 御形(ごぎょう)……別称は母子草で、草餅の元祖。風邪予防や解熱に効果がある。
- 繁縷(はこべら)……目によいビタミンAが豊富で、腹痛の薬にもなった。
- 仏の座(ほとけのざ)……別称はタビラコ。タンポポに似ていて、食物繊維が豊富。
- 菘(すずな)……蕪(かぶ)のこと。ビタミンが豊富。
- 蘿蔔(すずしろ)……大根(だいこん)のこと。消化を助け、風邪の予防にもなる。
七草粥を食べる意味とは?
7日といえば「松の内(一般的には1月1日~1月7日)」の最後の日にあたります。七草粥が定着した背景には、お正月のご馳走に疲れた胃腸をいたわり、青菜の不足しがちな冬場の栄養補給をする効用もあり、この日に七草粥を食べることで、新年の無病息災を願うようになりました。